西片正 日展審査員就任

西方正45回日展審査員就任

第45回 日展審査員就任の栞 ご挨拶 第45回日展美術工芸部の審査員拝任にあたりまして、多くの方々より、身に余る祝意を賜り、厚く御礼申し上げます。第9回日展初入選(1978年)から35年を数えます。この夢追い人生は、大勢の方々の縁によるご指導支援の賜物に他有りません。衷心より深く感謝申し上げる次第です。

日展は、105年(美術工芸部は86年)の先達の歴史を戴いておりますが、その一頁を初めて担当させて頂く事が「新審査員」なのかと自覚しています。それ以前に、自身の作品の高邁さもご指導頂いています。また、多くの先達のご指導で今日に至りました。僭越ながらではありますが、新潟の工芸美術の充実に幾らかでも寄与出来る責務も覚える処です。
10月11日からの公募作品に立会い、審査・展示・一ケ月間の会期中の管理運営と多様な役回りです。 5月に、寺坂日展理事長より本年度の日展審査員委嘱と共に、日展係の委嘱状も戴きました。11月1日から12月8日までの会期の充実にどれだけ寄与出来るのか。諸先輩方の指導の中、務めさせて頂きます。私の予てよりの念願からは過分を覚えていますが、更なる制作の出発点とさせて頂きたいと存じます。
六本木の国立新美術館での「第45回日展」をより大勢の方にご高覧賜りますようお願い申し上げ、ご挨拶とさせていただきます。